慢性腎臓病で初診日の確定と遡及に成功し、障害基礎年金を受給できた事例

● 相談者

１. 性別、年代：　男性60代
２. 傷病名：　慢性腎臓病
３. 決定した年金種類と等級：　障害基礎年金2級
４. 年間受給額：　77万円

● 相談時の相談者様の状況

救急隊員として公務に従事する中、若いころより健診で心房細動、尿たんぱくの指摘を受けたり、50歳代で胆石症を患ったりしましたが、体調管理に気を付けながら定年まで勤め上げました。退職後は自宅で過ごすことが多くなりましたが、腰の痛み、足の違和感を徐々に覚えるようになり、ついにはしびれで一歩も歩けなくなり救急搬送され即日入院となりました。検査の結果、慢性腎臓病、慢性心不全などの診断結果が下り、以降透析治療を続けております。特別支給の老齢厚生年金を受給中でした。

● 受任してから申請までに行ったこと

慢性腎臓病は長期にわたることも多いため、初診日の確定が難しくなります。診断書上に「慢性腎臓病の原因として、心腎症候群の関与が疑われる」との記載があったため、一通り書類が揃ったところで年金事務所の担当者と相談をし、従前に心房細動、高脂血症で通院治療していた医療機関の診断書などを取り寄せ、初診日確定のための資料としました。

● 結果

障害基礎年金2級を取得、年額77万円、遡及で171万円受給できました。

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