【更新2回通過】広汎性発達障害で障害厚生年金３級取得、年間５８万円を受給できたケース

こんにちは、社会保険労務士の小泉です。

今回は広汎性発達障害で3級に認定し、その後就労して2回無事更新をできた方の事例を紹介します。

l  相談者

1.    性別（年代）職業　４０歳代　男性
2.    傷病名：広汎性発達障害　注意欠陥多動性障害
3.    決定した年金種類と等級： 障害厚生年金３級
4.    年間受給額：５８万円

l  相談時の相談者様の状況

職場に馴染むことができず転職を繰り返す状況が続き、

対人関係がうまくいかない原因が自分にあると思い悩み、医療機関を受診。

一つ目の医療機関では診断名がつかなかったが、2つ目の病院で診断がおりました。

しかし、通院、服薬が不安定であり、就職したり引きこもったりを繰り返しておりました。

障害者手帳（精神）３級取得。

l  社労士の見解 ＆ 受任してから申請までに行ったこと

持参された現症の診断書に前医(以前の受診履歴)の記載があったため、

相談者が持参した書類一式よりもっと過去に初診があることが判明。

そこで、初診の医療機関に連絡したところ９年以上も経過していたのですが、

レセプトコンピュータに記録が残っており、必要な書類（受診状況等証明書）を取得することができました。

初診の書類がしっかりと取れたことが受給獲得のポイントとなりました。

また、診断名が広汎性発達障害であったため、出生時からの状況を丁寧にヒアリングし、申立書の作成を行いました。

l  結果

障害厚生年金３級に該当し、年額５８万円を取得できました。

その後、就労するも順調に2回の更新を迎えました。

1回目の更新時には18万円、2回目の更新時は20万円ほどの月給をもらっていましたが、

いずれも更新は問題なく通りました。

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