複雑性心的外傷後ストレス障害、統合失調症で障害基礎年金2級を取得、年額78万円受給できた事例

● 相談者

１. 性別、年代：　女性20代
２. 傷病名：　複雑性心的外傷後ストレス障害、統合失調症
３. 決定した年金種類と等級：　障害基礎年金2級
４. 年間受給額：　78万円

● 相談時の相談者様の状況

幼少期より、アルコール依存症であった父から精神的、身体的暴力を受けていました。

心身の不調から登校拒否となり、スクールカウンセラーに勧められてメンタルクリニックで初めて診察を受けたのは中学3年生の頃。

その後、養護学校に転入し寮生活を始めたが、父親からストーカー行為を受ける。高校中退後、アルバイトを転々としていたが、18歳の頃以降、耳鳴り・幻聴が強まり、集団ストーカーにあっているような感覚に襲われることが増え、ひきこもりがちの生活に。

以降、体感幻覚、幻聴は悪化し、自傷行為、過食、薬の過剰摂取を繰り返すようになりました。

ご相談に来られた頃は、訪問診療と支援相談員による生活支援を受け、症状は少し落ち着いてきましたが、妄想・幻聴は消えておらず付き添いなしでの外出ができない状態でした。

● 受任してから申請までに行ったこと

初診時のカルテが残っておらず、初診の証明が難しい状態でした。

そこで、「受診状況等証明書が添付できない申立書」に、クリニックの診察券（裏面に受診日時の記載があるもの）および領収書を添付して初診の証明と致しました。

● 結果

障害基礎年金2級を取得、年額78万円受給できました。

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